不自由を楽しむ⁉ 奥伊勢の森「七保ベース」野あそび村キャンプ場
秋のキャンプシーズンに完全に出遅れてしまった私・・・
どのキャンプ場も予約一杯で泊まることが出来るキャンプ場がないΣ(゚д゚lll)ガーン
探しまくってやっと見つけたキャンプ場が「奥伊勢の森「七保ベース」野あそび村キャンプ場」です。
しかしこのキャンプ場は大阪からはかなり遠いΣ(゚д゚lll)ガーン
高速を使っても2時間30分もかかるΣ(゚д゚lll)ガーン
せっかく泊まることが出来るキャンプ場を見つけたのにかなり腰が重いwww
しかし、いざ泊まってみると、不自由さ満点ですが、重い腰をあげて行く甲斐があるとても素敵なキャンプ場でした!!
まずはキャンプ場までの道のり。少しややこしいので注意が必要です。
なんとGoogleのナビ通りに行くとキャンプ場に辿り着けませんwww
予約時のメールに注意事項として記載してくれているので、間違えることはありませんでしたが、上記画像のようにGoogleのナビで行くと川を挟みキャンプ場の対岸に行くことになります。
まず①地点です。このT字路を右折します。
次に②地点です。ここを右に進みます。(Googleでは左に指示してきます)
案内看板を拡大してみると確かに右に進むよう書かれていますね。
赤い鉄橋を渡り、すぐに③地点です。この看板表示で左折です。
ここから道幅が若干狭くなりますが、ゆっくり走ればまったく問題ありません。
道なりに進み④地点です。もう間もなくキャンプ場です。
ここがキャンプ場の入り口です。
ここを左折して道なりに奥まで進むと受付に到着です。
受付に行くには、下記画像の右側の道を使っていきます。(一応一方通行かな?)
受付で、電源なしサイト1泊2日分の3,000円と風呂代として2,000円の計5,000円を支払います。
最初、風呂代2,000円と聞いたときは「高いやん!Σ(゚д゚lll)ガーン」と思いましたが、実際に入ってみると、かなりレアな体験が出来て、「うん、これなら納得」という見解に至りました。
区画はタイヤや石でざっくり仕切られていて、どの区画も比較的ゆったり作られています。
今回持参したテントが「ローベンスクロンダイク」で6人用とやや大きめだったこともあり、管理人さんと相談して一番大きな区画を使わせてもらうことになりました。
そして設営!もう秋なのでタープは使いませんでした。
設営後のちょっと遅めの昼食は、恒例のスーパーで買った寿司&刺身とスパークリングワイン!
昼食後さっそくサイトを見てまわります。
この建物あたりがおそらく管理棟の扱いです。この建物の前で受付させて頂きました。
これが今晩お世話になる2,000円のお風呂の入り口です。中の画像はあとで。
そしてお風呂の隣が囲炉裏と石窯です。
この季節になると囲炉裏の火が暖かくて気持ち良いです。
ここで管理人さんからお声をかけて頂き、色々お話をお聞きすると・・・
このキャンプ場はすべて管理人さんご夫婦の手作りだそうです!
山を切り開くところから始め、ユンボで掘ったり埋めたりしながら道やサイト、炊事場やトイレ、お風呂や囲炉裏小屋を約20年かけてここまで作り上げたとのこと!!
すごくないですか?!すごいですよねぇ!!
そんな素敵なお話と管理人さんのお人柄の良さが、心に突き刺さりましたw
最初は大阪から遠いし、トイレは簡易水洗だし、そんなにきれいなキャンプ場ではない、いわゆる低規格キャンプ場やん・・・て思っていましたけど、お話を聞いて逆に素敵に見えてきました。
自分だったら手作りでこんな大きなキャンプ場作れるのか?
いやいや無理やし、絶対無理やし・・・
すごいやん!この管理人ご夫婦は!!
なんて思ってしまいました。
なので、お話のあとから目に映るものは「見た目が悪い」とか「不便」などという見方はまったくなくなりました。不思議なものですね・・・
お話に感動しつつ、引き続きサイトを見てまわります。
こちらが管理棟近くのトイレ【その1】です。
もちろん簡易水洗で、かつ大変狭く、当然ながらウォシュレットもついていませんが用は足せますw
こちらが管理棟近くの炊事場【その1】です。
井戸を掘って、水を汲み上げた炊事場です。水がとても冷たくて気持ち良いです。
そしてこちらが池ですね。もちろん池も手作りです。
画像では分かりませんが、メダカやイモリがいました。
そしてこちらが私のテントから近いトイレ【その2】です。
こちらもトイレ【その1】と同様に大変狭いですwww
ちなみに、私は左側の洋式トイレで「💩」が流れず、大変困ってしまいましたΣ(゚д゚lll)ガーン
一度テントまで戻り、ペットボトルに水を入れ、その水を流すことで何とか流れてくれ、ホッとしました・・・
そしてこちらが私のテントから近い炊事場【その2】です。
こちらも井戸水を汲み上げています。
夜になり夕食の前にお風呂に入ります。そうです、2,000円のお風呂です。
お高ーいお風呂の正体は・・・
ドラム缶を使った家族風呂でした!
はじめてです!ドラム缶風呂!!ドラム缶の下から薪で炊かれたお風呂です。
しかしこれがもう・・・入る出るがなかなか大変w
梯子を使うか、直接またぐか・・・私はまたぎましたw
しかもなかなかの狭さで身動きが取りにくいw
でもこんなお風呂入ったことがないから超楽しい!!
もちろん露天風呂になっているし、手作りの薄い壁1枚(失礼)で仕切られているだけなので、ほぼ外でお風呂に入っている感覚www
ドラム缶風呂につかりながらチューハイを頂きます。
こんな経験滅多に出来ない!
だから2,000円でも納得してしまいました。
ドラム缶風呂でしっかり暖まり、すぐに夕食の準備です。
夕食は減塩ハンバーグ&炊き込みご飯です。
やっぱりユニフレームのfan5duoはとても楽でありがたい!
炊き込みご飯は少し焦げがついてしまいましたが、フッ素加工されているので、焦げがスルッと取れてくれました。
翌朝は定番のホットサンドを美味しく頂きました。
食後昨日に続き、散策をします。
散策を始めると、管理人さんにサイト入口から少し下ったところの山に入って来たら?とのことでしたので、言われるがままに行ってみると、とても素敵な小川が流れていました。
夏だったら入りたい!と感じるくらい透明できれいな小川です。
よく見ると野生動物たちの水飲み場になっているようで、足跡が残っていました。
チェックアウトが12時だったので、食後ぼちぼち撤収をはじめます。
やっぱり秋ですね、ポールにとんぼが止まっています。
撤収が終わり、チェックアウト時に、お世話になった管理人さんに挨拶させて頂きたく、探したのですが姿が見当たらない・・・他のキャンパーも撤収後どこに声を掛けることもなく去っていきます・・・
なんてラフなキャンプ場www
残念ですが、仕方なく管理人さんへの挨拶を諦め、どこにも声を掛けずチェックアウトとなりました。
キャンプ場を後にして、向かったのは・・・伊勢神宮です。
伊勢まで来て伊勢神宮に行かない訳はありません。
高速を使い、30~40分程度で伊勢神宮近くの駐車場に到着です。近い!
そして人が多い!人だらけ!
とりあえず赤福本店(たぶん)を通過し・・・
鳥居をくぐり・・・
きれいな川を眺め・・・
内宮に到着です。
家族や大切な人の健康を祈願しておきました。
1泊2日で移動距離もなかなかでしたが、思いのほかゆっくり出来たような気がしました。
きっとキャンプ場が自然にあふれていて、かつ管理人さんのお人柄も感じ、心が豊かになったんだと思います。
評価表だけで見ると残念ながら低くなってしまいます・・・
このキャンプ場は「不自由を楽しむ」ためのキャンプ場なので、他のキャンプ場と同じ評価基準で評価すべきではないと思います。
他のキャンプ場にない良さがこのキャンプ場にはあります!
大阪からは遠いので頻繁に行くことは無理ですが、また是非ともお世話になりたいと思います。